永代供養 上総浄苑へ 足立宗禅の人生相談

物事はすべて過去の上に成り立っている。

無縁社会が話題になったと思ううちに次は孤独死、そして墓友、そして零葬という言葉が出てきた。死者はいきなり火葬場で灰になっておしまいということだ。

然し、そう言って居ながら命を粗末にするなと言っている、小学生、中学生が簡単に自殺をしてしまう、シンプルと言うものの、死者の死に臨んでの扱い方が余りにも簡単にかたずけられては命の大切さを説こうにも一目瞭然、百聞は一見にしかずである。

どうみても世間体、見栄と思われる葬儀を目にすることもある、が、一方その死者の生前の生きざまとなると、その人には生前お世話様に成りました最後のお別れにと言う人も有るのだ。冠婚葬祭を簡素化しようというのは私もその一人である、が、いずれも人生に一度というものであり特に人の死をシンプルにと言う考え方でとらえる事は如何なものだろうか。
過去に成り立っている

やはり尊厳な死が人の命を価値あらしめ、ひいては命の尊さを教え易くすることに繋がると思うのだが。価値を知って初めて、有り難みがわかり感謝の気持ち、心が生まれてくるのである。簡素化と倹約は全く違うものである。