永代供養 上総浄苑へ 足立宗禅の人生相談

10月30日のご相談者K様

写経
初めてお会いしたのが5年前当時K氏は25歳で母親の絶家の霊障で苦しんでいた。あちこちの霊能者、拝み屋とまわり歩き、滝に打たれボロボロになって私のところへ来た。

目の前に座るなり、「死にたい 死にたい」と、苦しみもがいていた。それが、別人のようにすっかり太り、穏やかな表情で、嬉しさを抑えられずやや興奮気味で話すところは、その時に、私にやたらと霊能者に頼らずに絶家の霊が供養を求めてきているのだから、それらの霊の罪障消滅の為に「妙法蓮華経如来寿量品」の写経を勧められたと云う。以後、寿量品3000巻、観音経3000巻、般若心経3000巻の写経をして実家の墓に納めたと云う。

それから、仕事も転々としたいたものが、今では定職に就き、不思議に仕事上のトラブルが起きても、結果自分に良い様に解決しまうと云うのである。さらに、中学2年のころから霊障で苦しみ、廃人同様の姉が、写経が進むにつれて、目に見えて良くなっていると云う事である。

又、後日談があり、母の生家の墓は依然荒れ果てたままで、母にそれを云うと突然狂ったように起こりだすので、ふと思いつき般若心経を写経し、その墓に埋めたところ、途端にガンと云うような衝撃を受け息苦しくなり、慌てて家に帰り、地蔵行をして川に流したところ嘘のようにすっきりしてしまったと云う事である。

功徳と運勢は似て非なるもにであり、方法を間違えると、功徳にはなっても自分は苦しむ事になる。    合掌